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デザイナーの面接で私服指定ってどうすればいいの?|失敗しない服装とおすすめコーデ

デザイナーをはじめとしたクリエイティブ職の面接や、企業説明会に行くときに「自由な服装でお越しください」「当日は私服でお越しください」と書かれていたら、どうしたらいいでしょうか?

スーツで行くと堅すぎる?

私服だとラフすぎる?

と、迷いすぎて正解が分からなくなることも…。

よく勘違いされがちですが、「私服=何でもいい」というわけではありません。

とくにデザイナーやクリエイティブ職のように、服装の自由度が高い業界では“自由だからこそ、TPOに合わせた服装”が必要になります。

この記事では、「面接や説明会で私服OK」と書かれていたときに、スーツと私服でどんな印象の違いが出るのか?

また、私服を指定された時、どんな服装にしたらよいのか、画像付きでわかりやすく解説します!

この記事でわかること

❶ 私服面接のおすすめコーデ

❷ 面接のNGな服装

❸ デザイナーが面接の服装でで気を付けること

❹ 面接官が見ているポイント

面接の服装で損をしないために、ぜひ最後までお読みください!

aki

この記事は、現役デザイナーのaki(@aki_0415a)が書いています。
デザイナー歴13年でWEBとグラフィックを中心に手掛けています!

面接の服装選びで失敗しないための基本知識

面接などの場面では、何を着るかで第一印象が大きく左右されます。

ここでは、面接時の服装選びで失敗しないために押さえておきたい“基礎知識”を解説します。

指定がない場合はスーツが無難

「服装の指定なし」や「自由な服装でお越しください」とだけ書かれていた場合、迷いますよね。

このようなケースで、もっとも安全でマイナス評価になりにくいのは「スーツ」または「セットアップ」のスタイルです。

スーツで面接に行っても、「固いな」と感じられることはあっても、それだけで不採用になることはほぼありません。

逆に、ラフすぎる私服で行った場合は、「常識がない」「準備不足」と捉えられてしまうリスクがあります。

特に、面接が初めての職場や相手の服装傾向がわからないときは、「やや堅め」で行くのが基本です。

「きちんとした印象」は、どの職場でも通用します。

無理に個性を出してマイナス評価をもらうリスクがある場合は、「スーツ」または「セットアップ」等の無難な服装がおすすめです。

指定がある場合は必ず従いましょう

服装に関して「スーツ着用」や「私服で着てください。」などの指定がある場合は、必ずその指示に従いましょう。

とくに「スーツ着用」と明記されている場合に私服でいくのは相手にマイナスな印象を与えます。

一方、「私服でお越しください」と記載されていれば、やはりスーツではなく必ず私服でいきましょう。

その場合は、“ジャケットを羽織ったきれいめ私服”がもっとも無難かつ信頼感のある装いになります。

指示を無視すると、「この人は指示・ルールを守らない」と思われかねません。

小さなことのように思えますが、“言われたことを守れるか”は社会人としての基本的な信頼性につながる部分になるので、服装の選び方にも、あなたの姿勢は確実に表れます。

私服を指定された場合

ここからは、服装が私服で指定されていたときにどんな服装で行けば良いか紹介していきます。

「平服」「普段着」「あなたらしい服装」など色々とパターンはありますが、このように指定されていた場合は私服で行くようにしましょう。

面接官は服装のどこを見ているのか?

服装で評価されるのは「高級ブランド」や「おしゃれ・センス」ではありません。

面接官が重視しているのは次のようなポイントです.。

つまり服装は、“あなたの仕事への姿勢”を間接的に伝えるもの。

センスよりも、相手への配慮が感じられる服が正解です。

自分を知ってもらいたいという気持ちもあるかもしれませんが、TPOにふさわしい服装を心がけるのがマストです。

私服OKの面接でおすすめの服装【OK例とNG例】

「私服でお越しください」と言われたとき、もっとも多い失敗が「ラフすぎる」格好です。

大切なのは、“何を着てもいい”ではなく、“相手に誠実さを与える私服”を選ぶこと。

ここでは、実際のOK・NG例を挙げながら、面接にふさわしい服装を具体的に紹介します。

男女別・きれいめ私服コーデの実例

女性のおすすめコーデ

髪型】
落ち着いた色で、顔がしっかりと見える髪型(髪型もまとめておくと清潔感がアップ)

メイク
派手すぎないナチュラルメイク

服装
「ノーカラージャケット+白ブラウス+テーパードパンツ」など落ち着いたビジネスカジュアルっぽい服だときちんと感があり、柔らかく清潔な印象

他のコーデとしては、カーディガン+ワンピース+ローファー などもおすすめですよ。

靴】
黒などの落ち着いた色のパンプス

小物やバッグ
黒・ベージュ・ネイビー系のレザー素材が無難

男性のおすすめコーデ

髪型
黒色であまり長すぎない髪型が、清潔感があっておすすめです。

服装
「シャツ+ジャケット+スラックス 」誠実な印象で、クリエイティブな職種にもおすすめです。

他のコーデとしては、ニット+チノパン+レザースニーカー などもおすすめですよ。


革靴またはきれいめスニーカー。

【バッグ
黒・ベージュ系のレザー・ナイロン素材のビジネスバッグが無難です。

NGになりがちな服装とその理由

ここからは、NG服装について紹介したいと思います。

デニム・スウェット・Tシャツ
ラフすぎて「やる気がない」と感じさせる

派手な柄・原色コーデ
個性は感じるが“目立ちすぎて浮く”リスクあり

露出が多い服・ダメージ加工
ビジネスの場にふさわしくないと判断されやすい

NG例の多くは「普段着の延長線上」で考えてしまうことが原因です。

aki

“普段より少し上品に”を意識することが成功のカギです。

ジャケットを1枚持っておくと最強な理由

迷ったとき、男女問わず「きれいめジャケット」を1枚持っておくと非常に便利です。

・ビジネスっぽいきちんと感をプラスできる

・面接後に会社見学や取引先訪問があっても安心

・コーデ全体が締まって見える

特にノーカラージャケットやテーラードジャケットはどんなインナーにも合わせやすく、オフィスカジュアルに最適な万能アイテムです。

実際の面接官の感想

実際にWeb系・デザイン会社で中途採用を行っている**面接官Yさん(30代・デザインマネージャー)**に伺いました。

面接官のインタビュー

Q1.「私服OK」と案内して、どんな服装の人が印象に残りましたか?

面接官Yさん

清潔感のあるカジュアルを意識していた人は好印象でしたね。たとえば、白シャツに黒のスラックス+ローファーとか。

逆に、ダメージジーンズやパーカーで来られるとちょっと不安を感じてしまいます。

Q2. 私服指定でスーツで来る人もいますか?その場合は?

面接官Yさん

います。もちろんスーツだからって減点することはありませんが、“事前に連絡した内容をきいていなかったのかな”と感じることも。

固い印象になりすぎない、ジャケット+私服の方がよいですね。

Q3. 面接で“服装が理由で落とす”ことってありますか?

面接官Yさん

正直、極端な格好なら影響します。

極端に派手・だらしない服装だと、“一緒に仕事して大丈夫かな?”って不安になりますね。

面接官が求めているのは「協調性」とは

服装で見られているのは、ファッションセンスではなく、「TOPを抑えているか」ということ。

つまり、“仕事で必要な感覚”を服装からもチェックされていると考えておくと良いでしょう。

Q&A|面接の服装に関するよくある疑問

ここでは、事前に募集した「私服OKの面接」にまつわる疑問を、Q&A形式でわかりやすくお答えします。

小さな疑問が大きな印象の差につながることもあるので、ぜひチェックしてみてください。

Q1. スーツで行ったら逆に浮きますか?

A. いいえ、私服指定でないのならスーツがマイナスになることは基本的にありません。

特に迷ったときは、「ややフォーマル」寄りにしておく方が無難です。

ラフすぎる服装は“やる気がない”と捉えられるリスクがあります。

Q2. 派手すぎない程度なら色味や個性を出しても大丈夫?

A. はい、OKです。ただし“控えめなアクセント”を意識しましょう。

たとえば靴やバッグ、スカーフなどでさりげない色や柄を取り入れるのは◎。

全体のトーンが落ち着いていれば、個性もポジティブに映ります。

Q3. 初対面の面接官にはどんな服が最適?

A. 「清潔感+TPO+ややフォーマル」がおすすめです。

第一印象は“3秒で決まる”とも言われます。

迷ったときは、白シャツ+ジャケット+黒・紺など落ち着いたパンツで、無難かつ印象の良いコーデを。

Q4. 夏場や冬場など季節によって気をつけることは?

A. 季節感+清潔感を大切に。

夏: 薄着でも肌の露出が多すぎるのはNG。ノースリーブや短パンは避けましょう。

冬: コートはシンプルなウール系、インナーは脱げるジャケットがベター。

「暑さ寒さ対策」と「見た目のバランス」を両立させることが大事ですよ。

まとめ|「私服OK」こそ、気配りの見せどころ

「私服OK」「私服指定」と言われた面接こそ、あなたの服装センスだけでなく“社会人としての配慮”が試されるシーンです。

何を着てもいいわけではなく、“どう見られたいか”“どんな場か”を考えて服を選ぶことが大切です。

今回のポイント

・「私服OK」は自由=無制限ではない

・面接官が重視するのは“清潔感”と“配慮”

・スーツは安全、迷ったら「きれいめジャケット」が最強

・面接は“見た目の印象”も選考対象!

この記事でお伝えしたように、面接官が見ているのは“ファッション性”ではなく“常識と清潔感”になります。

だからこそ、派手すぎず地味すぎない、ちょうど良い「きれいめカジュアル」が最適です。

・迷ったときはジャケットを羽織る

・清潔感+TPO+ほんの少しの個性

・仕事への姿勢を服装で伝える

この3つを意識すれば、印象はグッと良くなります!

「服装に悩みすぎて不安…」という気持ちを、この記事で少しでも軽くできたら嬉しいです。

今回の記事を参考に、自信を持って面接・説明会に臨んでくださいね。