デザインスキル情報

デザインの作業スピードを劇的に上げる9つの方法|初心者でもすぐ実践OK!

デザイン制作の作業スピードが遅くて悩んだことはありませんか。

「どうして自分は、他のデザイナーより作業が遅いんだろう?」

「作業スピードを上げてたくさんのデザインを製作したい」

「デザイン作成が遅いと言われた」

デザインを始めたばかりの頃、多くの初心者デザイナーがこのような不安を感じています。

しかし、デザインの制作は、正しい進め方と効率化テクニックを知れば、誰でもスピードアップすることができます。

この記事では、初心者でも今日からすぐ実践できる9つの具体的なステップをご紹介します。

この記事でわかること

・デザイン製作スピードを早くする方法

・デザインの効率的な進め方

・デザイン製作スピードが遅い原因

スピードアップしてデザインの制作時間を短縮できるとクライアントや上司から「安心して任せられると」信頼を得ることもできますし、空いた時間でデザインのスキルをさらにレベルアップできます。

また、なかなか終わらず落ち込むという負のスパイラルをなくすことができますよ。

私もデザインを始めた1年目、チラシ1枚作るのに丸2日かかっていました。
しかし、色々と試行錯誤し効率的なやり方を身につけることで、今では3~4時間でデザインを作れるようになりました。

今日から1つずつ試してみてくださいね。

aki

この記事は、現役デザイナーのaki(@aki_0415a)が書いています。
デザイナー歴13年でWEBとグラフィックを中心に手掛けています!

デザイン制作のスピードを上げる9つの方法(2025年版)

事前準備をしっかりと行う|「迷い」の時間をゼロにする

作業スピードの差は、作業開始前にすでに決まっています。

ターゲット(誰に届けたいのか)、目的(どんな反応を得たいのか)、デザインの方向性を最初に決めましょう。

たとえば「20代女性向けのナチュラルテイスト」なら、参考デザイン・配色を事前に集めておけば、制作するときにデザインの方向性で迷いません。

迷う時間を事前に潰すこと。これが速さの基本です。

いきなりパソコンで作業しない|まずラフスケッチ

デザインを制作するときにアイデアを固める前にIllustratorやFigmaなどのソフトを立ち上げてしまうことは避けた方が良いです。

まだデザインが固まっていないのにいきなりパソコンの操作をするとアイデア出しに集中できず、いつまでたってもデザインが完成しません。

まずパソコン作業の前に紙にラフスケッチを描くことを最初に行いましょう。

アイデアやレイアウト、カラーの方向性を書き出し、ラフスケッチにし、その後にラフをパソコン上で起こすという流れで作業するとパソコン上での作業もスムーズに進み完成までの作業時間が結果的に短くなります。

部分的に作り込まない|骨組みから作る

最初から部分的にデザインを作り込むのは避けましょう。

部分的に作り込むと全体的にチグハグになったり部分的にテイストが変わったりします。

まずは**大枠(レイアウトや配色)**をおおまかに決め、フリー素材や仮の画像を配置して全体像をつくります。

全体で「30%」程できたらと感じたら一旦、俯瞰でデザイン全体を見ます。

その後問題ない場合、次は「60%」程度完成を目指し製作していきましょう。

このように少しずつ全体を作り込み、同じクオリティーを維持しながら100%の完成度を目指していきましょう。

こまめに確認する|「正しい方向性」を掴む

よくやる失敗は、完成間近でデザインの方向性の違いに気づくこと。

最終段階で、デザインがゼロベースに戻ると時間を大きくロスします。

クライアントとのイメージの差が起きないように事前の打ち合わせも十分に行う必要がありますが、デザインについても途中で必ず第三者(先輩、クライアント)に確認してもらいましょう。

こまめに確認し制作しながら細部を修正していく習慣ができれば、大幅なやり直しがなくなりますよ。

ツールに慣れる|ショートカットキーなどを覚える

IllustratorやPhotoshop、Figmaなど使用ツールのショートカットキーは必ず覚えましょう。

作業スピード度を上げたいデザイナーが最優先で覚えるのは「ショートカットキー」です。

使いこなせば、デザインの作業スピードが何倍も早くなります。

aki

ショートカットを使いこなせたらスピードアップの効果を1番実感できると思います。

他にも同じデザインでも覚えることで何倍も早くデザインが作れる機能がたくさんありますので、制作するデザインに応じて少しずつ覚えていきましょう。

2025年現在、さらにAIアシスト機能(Adobe Firefly、CanvaのAI生成など)も利用すれば、作業スピードは飛躍的に向上します。

「AIに任せる箇所」を意識すれば、デザインの完成までのスピードが一気に早くなります。

→生成AIについておすすめのソフトを比較した記事をこちらにまとめています。

デザイナー必見!ChatGPTのDALL-EからAdobe Fireflyまで、最新生成AIツールの比較デザイン制作においておすすめの生成AIサービスを比較しながら解説します。ChatGPTのDALL-E、Illustratorのベクター生成機能、Photoshopの生成塗りつぶし、Adobe Firefly、Canvaのマジック生成の長所短所を具体的に紹介します。...

参考にしてみてくださいね。

日頃からデザインのインプットを意識する|迷わなくなる「型」を作る

依頼内容によってデザインの方向性は大きくかわります。

例えば、「子供向け」のデザインであれば、明るく楽しそうなデザイン、和風のお菓子のデザインなら、落ち着いた色と明朝体の書体を使用するなど、見た人に与えるイメージというものがあります。

このイメージが違っていると、「子供向け」のデザインでシックな大人向けのデザインを作成してしまい、本来伝えたいイメージに合わないチグハグなデザインになってしまいますね。

このデザインの方向性をいち早く定める、判断できるように日頃から多くのデザインを見て、インプットし判断材料とアイデアを自分中にためていく必要があります。

日々のインプットはデザイナーにおいて成長の糧になります。

PinterestやAdobeが提供するBehanceや本、市場を見てデザインの引き出しを増やしていきましょう。

デザイン以外のタスクを効率化|「作業に集中できる環境」を作る

デザイン作業以外の業務を効率化してデザイン制作の時間を確保しましょう。

タスク管理はNotionやGoogleカレンダーを使用し、作業時間・締め切り・優先順位を見える化するのがおすすめです。

また、データは用途ごとにフォルダ整理し、「どこに何があるか」を迷わない環境を作ります。

「あの素材どこだっけ?」となる状況を減らせると最終的にデザインの作業スピードがアップします。

メール返信の定型文、Slackでの即時レスも、時間の節約に効果的です。

作業工程をテンプレート化する|「次にやるべきこと」で迷わない

デザイン制作の作業工程をテンプレート化して自分なりのルーティンを作りましょう。

聞き取り】→【アイデア出し→【ラフスケッチ作成→【確認→【パソコン作業調整作業→【納品】

このように流れを自分なりに明文化し、毎回の案件で迷わず進められるようにするのがおすすめです。

さらに、作業時間の目安(例:ラフ30分、初稿90分など)も設定しておくと、スピードアップの基準が明確になります。

不明点は即メモ&早期に解決|「後で考える」は禁句

作業中に出た疑問は、即メモしてすぐ解決が鉄則です。

「後で調べよう」と思っても、忙しい時は忘れてしまいますし、デザイン制作に関わる不明点はデザインの完成にも影響が出てきます。

疑問リストを作り、解決したらチェックを入れる習慣をつけましょう。

「迷う時間」を最小化する=速くなる秘訣です。

作業スピードが上がると得られるメリット

最後に作業スピードを上げることで得られるメリットを紹介します。

まず、納期遵守が楽になり、上司やクライアントから信頼されるようになります。
次に、余った時間で新しい技術を習得したり、ポートフォリオの充実に回せます。

そして何より、作業時間に余裕が生まれることで、デザインが「仕事」から「楽しみ」に変わります。

まとめ|初心者でも速くなる「型」は明日から作れる

スピードはセンスではありません。
正しい型と考え方を知って、実践するだけ驚くほど作業スピードが早くなります。

今回の記事のまとめ

1.事前準備をしっかりと行う

2.いきなりパソコンで作業しない

3.部分的に作り込まない

4.こまめに確認する

5.ツールに慣れる

6.日頃からデザインのインプットを意識する

7.デザイン以外のタスクを効率化

8.作業工程をテンプレート化する

9.不明点は即メモ&早期に解決

今回の9つの方法はすべて初心者でもすぐ実践できる再現性の高い内容です。

スピードアップすると納期に対するストレスが減り精神的にも気持ちが軽くなりよりデザイン制作に集中できるようになります。

今回紹介したことを実践し、質もスピードも高いデザイナーへと一歩踏み出しましょう。

読んでいただきありがとうございます。
また次回もよろしくお願いします!

以上akiでした〜!